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Scrapbook!

スクラップブック! by 愛書家日誌

クリスマスをテーマにした本(定番、SF、ミステリー、絵本)

クリスマスをテーマにした本をまとめてみました。定番からSFやミステリー、絵本などジャンルごとにまとめています。

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愛書家日誌のおすすめ

オーギー・レンのクリスマス・ストーリー / ポール・オースター

映画「スモーク」の原作となったポール・オースターの短編です。新聞社からクリスマス・ストーリーの依頼を受けたポールは、どうにも筆が進みません。行きつけの煙草屋の主人オーギーに相談すると、とっておきの話があるというが、それは少々奇妙な話でした・・・。翻訳夜話では村上春樹と柴田元幸が同作品をそれぞれ翻訳しているので比べてみるのも面白いかもしれません。

翻訳夜話 (文春新書)

翻訳夜話 (文春新書)

クリスマスの思い出 / トルーマン カポーティ

7歳のぼくと60歳の老婆、犬の二人と一匹がすごすクリスマスの一日が描かれています。こつこつためたお金でフルーツケーキをつくり、ささやかな贈り物を贈りあう、それだけの話なのですが、最後の後日談がとてもせつないです。カポーティ自身がお気に入りでよく朗読した作品です。カポーティには「あるクリスマス」という作品もあります。

クリスマスの思い出

クリスマスの思い出

アリステア・マクラウド / すべてのものに季節がある

カナダのとても寡作な作家、マクラウドの短編です。作品の舞台は彼の育った厳冬の島ケープ・ブレトン島、帰省を心待ちにしている家族のもとに兄が帰ってきます。語り手が少年時代のクリスマスを思い出しながら語るのは、誰もが経験したサンタクロースをなくした日でした。

冬の犬 (新潮クレスト・ブックス)

冬の犬 (新潮クレスト・ブックス)

クリスマスの定番

クリスマス・キャロル / チャールズ・ディケンズ

やはりクリスマスと言えば、この作品でしょう。守銭奴で偏屈なスクルージじいさんが三人の精霊に導かれて自分の辛い過去や未来を魅せられて温かい心を取り戻すお話です。子供向けの作品だと思われがちですが、大人になって読むとおもわず自分の過去を振り返ってしまい、味わい深いものがあります。

クリスマス・キャロル 光文社古典新訳文庫

クリスマス・キャロル 光文社古典新訳文庫

サンタクロースっているんでしょうか?

8歳のヴァージニア・オハンロンがニューヨーク・サン新聞に出した「サンタクロースっているんでしょうか?」という手紙にベテラン編集者が答えます。1897年9月21日に掲載された世界一有名な社説のひとつです。あなたならどう答えますか?

サンタクロースっているんでしょうか?

サンタクロースっているんでしょうか?

賢者の贈り物 / O・ヘンリー

絵本や劇にもなっているとても良く知られたO・ヘンリーの短編です。クリスマスの贈り物を買うために、お互いに宝物を手放してしまう夫婦のお話です。皮肉だけどあたたかい結末が心に残ります。

1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編 光文社古典新訳文庫

1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編 光文社古典新訳文庫

クリスマスをテーマにしたSF小説

ある夜の物語 / 星新一

クリスマス・イブの夜、ぱっとしない青年の元にどんな願いもかなえてくれるというサンタクロースがあらわれました。青年はもっと気の毒な人にその権利をゆずることに決め・・・。善意の連鎖が生み出す結末は、現代だからこそ読んでみたい内容です。

未来いそっぷ

未来いそっぷ

ガニメデのクリスマス / アイザック・アシモフ

木星のガニメデで働く主人公は、つい現地のガニメデ人にクリスマスの話をしてしまいます。すっかりクリスマスに興味をもった彼らはサンタクロースがこないと働かないと言い出します。困った主人公は無理やり現地にあるものでクリスマスの用意をしましたが・・・。アシモフの初期の作品です。

ガニメデのクリスマス (ハヤカワ文庫 SF―アシモフ初期作品集 (1142))

ガニメデのクリスマス (ハヤカワ文庫 SF―アシモフ初期作品集 (1142))

クリスマスをテーマにしたミステリー小説

クリスマスのフロスト / R.D ウィングフィールド

少々品のない中年男、フロスト警部がクリスマス間近の街で次々と起こる事件に挑みます。たたみかけるように事件が起こる展開の面白さとフロストのキャラクターが人気のフロスト警部シリーズの第一作です。

クリスマスのフロスト フロスト・シリーズ (創元推理文庫)

クリスマスのフロスト フロスト・シリーズ (創元推理文庫)

ポアロのクリスマス / アガサ・クリスティー

出版社の案で「クリスマスにクリスティを」というコピーにあわせて12月に新作を出すことになったクリスティのエルキュール・ポアロものです。1938年12月19日に出版されました。殺人事件がクリスマスにふさわしいかどうかは別として、とても良く出来た密室ミステリーですよ。

ポアロのクリスマス (クリスティー文庫)

ポアロのクリスマス (クリスティー文庫)

青いガーネット / コナン・ドイル

ホームズのクリスマス物と言えばこちらです。クリスマスの朝に拾われた落し物のガチョウには盗まれた宝石が入っていました。ホームズは一緒に拾われた帽子から持ち主をどんどんプロファイリングしていきます。シャーロック・ホームズシリーズの7番目の作品です。

シャーロック・ホームズの冒険 光文社文庫

シャーロック・ホームズの冒険 光文社文庫

大人向けの絵本

デューク / 江國香織

江國香織の短編に山本容子の版画がついた本です。愛犬デュークを亡くして歩いていた私はハンサムな少年と出会います。彼は一体何者なのでしょうか。小説としては「つめたいよるに」に収録されています。

デューク

デューク

羊男のクリスマス / 村上春樹

村上春樹のお話に佐々木マキのイラストがぴったりあっています。12月24日はクリスマス・イブであると同時に聖羊祭日でもあるそうです。1985年に出版されたということはもう30年も前ですね。

羊男のクリスマス (講談社文庫)

羊男のクリスマス (講談社文庫)

サンタクロースからの手紙 / J.R.Rトールキン

指輪物語の作者、トールキンが20年以上にわたってサンタになりかわって子どもたちに出し続けた直筆の手紙が収録されています。どの手紙もイラストや字体がとても凝っていて、こんなのもらったら嬉しいだろうなと思います。大人になると出す側の気持ちで読むことができますね。

サンタ・クロースからの手紙 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

サンタ・クロースからの手紙 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

みなさん、よいクリスマスを。