Scrapbook! by 愛書家日誌

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僕たちの好きな移動図書館

移動図書館はお好きですか?本を満載したバスがやってきて、町の人たちが集まってくる。そんな風景に心ひかれます。移動図書館の歴史とTwitterで掲載してきた様々な移動図書館をご紹介します。
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移動図書館の歴史

世界初の移動図書館は19世紀中ごろに誕生したと言われていますがそれがどこなのかは判然としません。1858年に作られたイギリスのウォリントン職工学校による巡回図書館が版画に残されています。こちらは地元の有力者による本の貸出を増やす目的もあったようです。
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アメリカで最初の移動図書館の一つはメアリー・ティッコムによって作られました。彼女は図書館がそれを必要とする全ての人に使われていないという懸念をもっていました。


日本では1948年7月に始められた高知県立図書館の「自動車文庫」を皮切りに、12月に鹿児島県立図書館が開始し、翌年1949年8月には千葉県立図書館が「訪問図書館ひかり号」をスタートしました。

世界の移動図書館

動物に引かれた移動図書館

動物が本を運んでくるなんてまるでメルヘンの世界みたいですが、交通事情の良くない土地では現在でも実際に行われています。


自転車に引かれた移動図書館

本を運ぶ動力もエコなほうがいいですね。運ぶ本の量と運転手の体力が比例します。



変わった車の移動図書館

楽しい車だとより人も集まりそうですね。変わった形の移動図書館を3つ。



持ち運びできる移動図書館

持ち運びできる移動図書館たちです。今だと電子書籍になるんでしょうか?



これも移動図書館?

番外編的な移動図書館です。ビーチの移動図書館は雨の日はどうなるんでしょう?



移動図書館ひまわり号

夏葉社さんから前川恒雄さんの「移動図書館ひまわり号」が復刊されました。1965年に東京の日野市に誕生した1台の移動図書館が、やがて日本中の図書館に影響を与えていく様子を描いたノンフィクションです。移動図書館のみならず、本や図書館に興味がある方におすすめです。 f:id:aishokyo:20160822233404j:plain:w400

移動図書館ひまわり号

移動図書館ひまわり号